「ほめる」ということに尽きるのではないでしょうか。
こちらでは大人は子どもには、意外ととっても恐い剣幕で接します。公平で冷静を装いながらも、ですけど。
日本でも昔はいた、ガミガミとは言わないけれどもたいていはムッツリとしていて、たまにしっかりと叱ったり、また普通の話しかけもしたりする人で、でも猫なで声を出したり浮かれたりすることはまずない。そんなおばさん先生風の方が多いです。特に先生はほとんど全員がそんな感じで、子どもは油断できない感じですね。
細かいことをクドクド言ったりするのではなく、やらせ放題にしていて、自分がやらせたいことだけ指示する、という感じといえばいいのでしょうか。
一方で、そんなムッツリしながらも、ほめるセリフは彼らはたくさん、しかも頻繁に口にします。
展望ポイント公園ナイアガラフォールズ
英語での子どもの褒め方 の表現があったので、リンクを貼っておきました。もう多すぎて、それにそんなに大げさに言えないや!って最初はとっても困りました..。
日本ではそんなに人をほめないですからね。
kiwiの人たちは、人を気分よくさせる言葉がとっても自然で上手です。
HelloやHiから始まって、にこやかに笑いながら初対面の人にでも声をかける。
大人でも気持ちいい気分になれます。(全員ってわけではなく、個人差がとってもあるんですけどね)
さて、それだけではありません。
小学校では、
「とにかく賞や見せ場をたくさん、頻繁に与える」
んです。
これが意外や意外。
毎週ある全校集会で、その都度、表彰状を20数人に授与するんです。
「スピーチがうまくできた」「算数がよくできた」「本をたくさん読んだ」「絵がうまかった」とかそんな(軽い!)理由で、バンバン配る。しかも毎週。なので、みんな何枚も賞状をもらう。
ゴズリンは誰ですか?
スポーツのチームが勝った場合などはもう少し派手で、メダルやら景品やらがメンバー全員に授与されます。
これもバンバン配るので、ジャラジャラと10数枚単位でメダルを持っている子もいます。
またその全校集会では、文化祭や発表会でもないのに「習っている」というだけで個人が選ばれて前へ出て、「ピアノやギター、フルートなど楽器の演奏」「空手の演舞」などを披露することが少なからずあります。(選ばれるのは当日突然ではなく前もってですが、、、)
今の小学校はとくに人数が少ないので、同じ子の次の舞台までの日数のインターバルが短い気が!
またあなたのステージですか、っていったありさまで。
当然、先生とガッツリ取り組んで挑んだわけではないのでそんなにしっかりとは準備できておらず、言っちゃあ何だが出来もそこそこ。でもみんな静かに聴き入ってくれて拍手をもらっています。
どのような体の水はオーストラリアのシドニーに最も近いですか?
なんだろう、このイージーさ。
だから達成度が低いんだ。日本だったらもっと。
そんな感じで「たいしたことないし〜」って言っている日本人のお母さんがいたけど、そのとおり!
ほんとそのとおりなんだけど、もしかしたらこれがいいのかも、と最近気づき始めた。
何回も何回も気軽にごほうびをもらえるから、
気張ってなくて、のびのびと、自由に泳ぐように力をつける。
そして伸びるのかな、って。
普段はピンとした雰囲気で見守られ、気軽に発表でき、
軽くしょっちゅうほめられ、叱られるときはしっかりはっきり短く。
日本って逆かも。
普段は甘やかされたゆるい雰囲気で包まれ、発表は失敗が許されない雰囲気で、
軽くしょっちゅう注意され、ほめられるときは仰々しく一瞬だけ。
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